うがい薬の種類と使い方について
人ごみの中に行ったとき、風邪が気になるとき、また花粉症で喉がイガイガするときなど、うがい薬を使う方は多いのではないでしょうか。また歯科医院でも歯周病や炎症の予防・ケアのために、うがい薬が処方されることがあります。
ただ、身近なところでうがい薬を入手するために、薬局やドラッグストアに行くと、たくさんの種類が並んでいて、どれを選べばよいか迷ってしまうこともありますよね。
うがい薬は、その分類や効果によって選び方が変わります。そこで今回は、うがい薬の種類と正しい使い方を、選ぶときのポイントとあわせてご紹介します。
うがい薬の種類

薬局やドラッグストアで売られているものは、医薬品・医薬部外品・化粧品の3つに分類されます。同じうがい薬でも、この分類によって効果の強さが異なります。
医薬品
効果・効能が最も強く、製造・販売には厚生労働大臣の承認が必要です。
医薬品には、医療機関で処方される医療用医薬品と、薬局・ドラッグストアで購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)があります。
一般用医薬品は、リスクの高い順に第一類・第二類・第三類に分けられ、第一類は薬剤師から説明を受けてから購入でき、第二類・第三類は薬剤師または登録販売者から購入できます。
医薬部外品
医薬品と化粧品の中間にあたるものです。
製造・販売には厚生労働大臣の承認が必要で、効果・効能をうたえますが、その作用は医薬品よりやや穏やかで、副作用も比較的少なめです。
市販のうがい薬の多くが医薬部外品になります。
化粧品
効果・効能をうたっていないものです。歯科の領域では、お口の中の保湿剤が口腔化粧品と呼ばれています。
効果で選ぶうがい薬

うがい薬は、含まれる成分によって得られる効果が異なります。目的に合ったタイプを選ぶことが大切です。
殺菌・消毒タイプ
ポビドンヨード、グルコン酸クロルヘキシジン、ベンゼトニウム塩化物、セチルピリジニウム塩化物(CPC)などを配合したものです。
口腔内の細菌・ウイルス・真菌などを殺菌・消毒し、風邪やインフルエンザの予防、口内炎や扁桃炎などの予防・治療に効果が期待できます。
抗炎症タイプ
アズレンスルホン酸ナトリウム、グリチルリチン酸(グリチルリチン酸二カリウム)、トラネキサム酸などを配合したものです。
口やのどの粘膜の炎症を抑え、痛みや腫れを緩和します。扁桃炎、咽頭炎、口内炎など、すでに炎症がある場合に向いています。
殺菌+抗炎症タイプ
殺菌成分(ポビドンヨードやCPCなど)と抗炎症成分(グリチルリチン酸二カリウムなど)を組み合わせたものです。
殺菌・消毒と炎症を抑える両方の働きがあり、より幅広い効果が期待できます。口腔の手術後や、抜歯後の感染対策に使われることもあります。
なお、うがい薬には口腔内の細菌を減らして口臭を防ぐ効果も期待できます。
うがい薬の正しい使い方

製品によって用法・用量が異なるので、必ず説明書をよく読んで正しく使用してください。基本的には、1日数回、食後や歯磨き後などに使うのが一般的です。
うがいの前に、歯磨きをすませるか、口の中を水でよくすすいでおきます(液体歯磨きの場合は、使ったあとに歯磨きをします)。水で薄めるタイプは、指定された量の水で薄めましょう。
口に含んだら20〜30秒ほどガラガラとうがいをして吐き出し、必要に応じて水で口をすすぎます。使用後は効果を持続させるため、しばらく飲食を控える時間を取ると良いでしょう。
のどが痛いとき
薄めたうがい液を3回に分けて使います。1回目はグチュグチュと口の中の汚れを取り除き、2回目・3回目は口に含んで天井を見るように上を向き、ガラガラとうがいをしてのどの奥まで届かせます。
口内炎があるとき
うがい薬を口に含み、ほおを左右にふくらませるようにブクブクとうがいを繰り返します。塗り薬を使う場合は、うがいのあとに使用しましょう。
自分に合ったうがい薬の選び方

まずは、自分の症状や目的に合ったうがい薬を選びましょう。殺菌・消毒、抗炎症など、目的とする効果が記載されているものを選ぶと分かりやすくなるはずです。
また、好みのフレーバーを選ぶのもうがい薬を使いやすくするコツです。まずは少量のものを購入して、自分の好みに合うか試してみるのも良いでしょう。
使うときの注意点
うがい薬を使用する際は、以下のような点に注意する必要があります。
- ・ 飲み込まないようにする
- ・ 幼児に使用する場合は、保護者の監督のもとで使うようにする
- ・ アレルギー体質の方は、使用前に医師または薬剤師に相談する
- ・ 服用している薬がある場合も、医師または薬剤師に相談する
うがい薬は口の中の殺菌・消毒などに効果的ですが、万能ではありません。風邪やインフルエンザの予防には、手洗い、マスクの着用、十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事なども大切です。
自分に合ったうがい薬を選ぼう
今回は、うがい薬について解説しました。うがい薬には、種類や分類、成分による用途の違いがあることをご理解いただけたかと思います。
お伝えしたように、うがい薬はご自身の症状に合うものを選び、正しく使うことが大切です。
成増さくら歯科では、通常の治療に加え、患者さんのお口の健康を守るためのサポートにも力を入れています。お口の症状や、自分に合ったケアについて気になることがあれば、成増駅すぐそばの成増さくら歯科にお気軽にご相談ください。
