見えない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」のご紹介
皆さんは「入れ歯」についてどのようなイメージをお持ちですか?
総入れ歯にまでなってしまうと、落ちてさえこなければ目立つことはないのですが、部分入れ歯には歯にかけるクラスプという金具があるので、場所によっては見えてしまいます。
このため、入れ歯を使うことをためらってしまう方もいらっしゃるようです。そのような方にご提案したいのがノンクラスプデンチャーです。
今回は、そんなノンクラスプデンチャーについてお話しします。
ノンクラスプデンチャーとは
ノンクラスプデンチャーって何?
ノンクラスプデンチャーとは、部分入れ歯のひとつです。
一般的な部分入れ歯には、クラスプと呼ばれる金属製のバネがついています。一方、ノンクラスプデンチャーは、金属製のバネがありません。代わりにピンク色のプラスチック部分が前に延びて、歯に引っかかるようになっています。
ノンクラスプデンチャーの種類
ノンクラスプデンチャーは、使う材質によっていくつかのタイプに分けられます。
ナイロン系ノンクラスプデンチャー
広く普及しているのが、ナイロン系の材質のノンクラスプデンチャーです。歯科医院によってはポリアミド系と表記されますが、同じ素材を指しています。
この材料は普通の入れ歯でよく使われているレジンというプラスチック材料と比べると、軽くてしなやかなので、より薄く仕上げることができます。
その一方、レジンよりやわらかいため、噛む力が弱くなってしまう点には注意が必要です。
また、破損した際の修理や調整が難しいという性質ももっています。
ポリエステル系ノンクラスプデンチャー
ナイロン系に代わる新しい材料として開発されたのが、ポリエステル系のノンクラスプデンチャーです。こちらは、レジンよりやわらかく、ナイロン系よりも硬いというバランスの取れた性質を備えています。
適度な硬さを備えているので、ナイロン系よりも噛みやすいのが特徴です。
また、歯科医院に備えている修理用の器材を使うことができるため、破損した際も院内で修理や調整を行えます。
ノンクラスプデンチャーの寿命
ノンクラスプデンチャーの寿命については、普通の部分入れ歯と大差ありません。
お口の状態にもよりますが、一般的には5年程度と言われています。
ノンクラスプデンチャーのメリット
目立ちにくい

ノンクラスプデンチャーには、金属製のクラスプがありません。代わりに歯肉と同じピンク色の部分が歯にかかる構造になっているため、たとえ前歯にかかっていても目立ちません。
ノンクラスプデンチャーなら、部分入れ歯を使っていることが周囲に気づかれにくく、きれいな口元を保てます。
目立ちにくく周囲の人に気づかれにくいという点は、ノンクラスプデンチャーの最大の特徴と言っていいでしょう。
壊れにくい
しなやかな素材が力を受け流すため、普通の入れ歯なら壊れてしまうような負荷がかかっても壊れにくい構造になっています。
普通の部分入れ歯より耐久性が高いのも、ノンクラスプデンチャーの特徴です。
違和感が少ない
しなやかな分、厚みを薄く仕上げられます。そのため、つけているときの違和感が少なく、比較的早く慣れることができます。
ノンクラスプデンチャーのデメリット
もちろんノンクラスプデンチャーにもデメリットはあります。
修理しにくいタイプがある
ノンクラスプデンチャーは耐久性が高いですが、決して壊れないというわけではありません。
普通の入れ歯は壊れても修理が可能なことがほとんどですが、ノンクラスプデンチャー、中でもその大部分を占めるナイロン系のものは、壊れたときの修理が困難です。
壊れた場所や壊れ方によっては、修理ではなく新しく作り直しになることもあります。
保険診療の適用外
ノンクラスプデンチャーは、どのタイプであっても保険診療の適用を受けていません。
そのため、保険適用の普通の部分入れ歯よりも費用が高くなります。
ノンクラスプデンチャーをおすすめする方
ノンクラスプデンチャーは、次のような方におすすめです。
入れ歯であることを知られたくない方
入れ歯を使っていることを周囲の方に知られたくない方に、目立ちにくいノンクラスプデンチャーはとてもおすすめです。
初めて入れ歯を作る方

入れ歯で食べたり話したりするには、まず入れ歯に慣れなければなりません。普通の部分入れ歯は装着感が良いとは言えず、慣れるまでに時間がかかります。
ノンクラスプデンチャーなら装着感が良く、初めての方でも違和感に慣れやすいためおすすめです。
金属アレルギーのある方
普通の部分入れ歯は、さまざまな金属材料を組み合わせた合金が使われています。
もし、その一種類にでも金属アレルギーがある方は、口内炎などの原因になるため、普通の部分入れ歯を作るのは難しくなります。
ノンクラスプデンチャーは金属材料を一切使わないため、金属アレルギーのある方にも安心してお使いいただけます。
まとめ
今回は、見えない入れ歯であるノンクラスプデンチャーについてご紹介しました。ノンクラスプデンチャーは、目立ちにくい上、しなやかで耐久性が高いのが利点です。
一方で、材質によっては修理が難しい、保険診療の適用外なので高価などの難点もありますが、部分入れ歯を使っていることを知られたくない方は、ノンクラスプデンチャーという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
成増さくら歯科は、患者さまのお口の状態やライフスタイルを丁寧にお伺いし、目立ちにくく快適なノンクラスプデンチャーをはじめ、お一人おひとりに最適な治療法をご提案いたします。
「入れ歯の金具が目立つのが嫌だ」「初めての入れ歯で違和感が不安」「金属アレルギーが心配」とお悩みの方は、ぜひ成増駅すぐそばの成増さくら歯科へにぜひお越しください。
